製品案内

電鉄変電所用製品

直流保護装置

在来線用搬送連絡遮断装置

型式:ECIB-PSKT-2

特長:

  1. 直流電化区間・並列き電の変電所に配置し、き電保護遮断をサポート
  2. 1台で2回線(複線又は単線の片方面)対応可伝送連絡は100msec以内
  3. 1Pメタリック通信回線で、15km程度まで伝送可能

工事保守:

  1. 延長き電/Tき電時の多数点遮断モードに対応外部信号によるモード変更も対応可
  2. 回線・伝送状態・電源を常時監視異常時はボード交換で対応可
  3. 機能試験は一方の変電所から可能(誤遮断なし)
  4. 送電線の転送遮断保護にも適用例あり

納期:約1ヶ月(事前準備品)~約3ヶ月(新規製作品)

搬送連絡遮断装置

拡大鏡

概要

  1. 在来線用搬送連絡遮断装置は並列き電を行っている直流き電回路の保護に使用されるもので、対向する電鉄用変電所間において、専用の連絡線一対を使用し、相互に連携する遮断器を連絡開放するための装置です。

特長

◆連絡線監視

  1. 受信レベルを常時監視することにより連絡線の状態を監視しており、連絡線の開放または短絡により発生する異常なレベル低下を検出した場合(キャリア断)、および連絡線のバランス崩れ・抵抗増加などにより発生するノイズにより、正常な信号が到着しない場合(符号検定不合格)は、故障発生として検知し、回線故障表示を点灯すると同時に表示指令を出力します。

◆装置の自己診断

  1. 装置の自己診断で異常(自己診断異常)を検出した場合は、装置故障表示灯を点灯すると同時に表示指令を出力します。なお電源「断」の場合には表示灯の点灯はなく、電源「断」の表示指令出力のみをします。

◆一方からの機能試験

  1. どちらか一方の変電所だけの人員配置で装置の機能試験が行えます。
  2. なお、両方の変電所に人員を配置してこれまでと同様に機能試験を行うこともできます。

仕様  

使用条件
  • 使用場所:屋内
  • 使用温度:-10~+40℃
  • 使用湿度:90%以下(但し結露しないこと)
最大連絡距離 連絡線に発砲ポリエチレン絶縁ポリエチレンシース市外星搬送複合ケーブル(0.9mm)を使用した場合、15kmを標準とします。
連絡所要時間 入力指令を受けてから対向する変電所などの配電盤に出力指令を出すまでを、100ms以内とします。
制御電源電圧
  • 定格電圧:DC110V
  • 電圧変動範囲:85V~120V
信号授受条件
  • ◆入力指令
  •  信号形式:DC110V 時限:100ms以上(配電盤で1秒に設定)
  •  容量:100mA以下
  • ◆出力指令
  •  信号形式:接点 時限:100ms以上(設定値=500ms~1000ms)
  •  容量:100mA以下
  • ◆表示指令
  •  信号形式:接点  時限:100ms以上、または連続 容量:100mA以下
伝送特性
  • 送信レベル:±0dBm以下
  • 雑音レベル:-50dBm以下
  • 入出力インピーダンス:600Ωまで(公称)
  • 伝送損失:-1dBm/km以下
外形寸法 H240 × W280 × D約350 (mm)

製品寸法

ECIB-PSKT-2(在来線用搬送連絡遮断装置)寸法図(PDF/1141kB)

 

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