製品案内

電鉄変電所用製品

直流保護装置

直流故障選択装置(新型ウインド形)新製品

型式:EFD-W2-4Z(4回線)

   EHC-4I-30KA(変成部)

   ETP-3(プリンタ/オプション)

特長:

◆故障検出機能

  1. き電事故検出
  2. ウインド型50Fの原理で、き電回路の事故検出を行います。

  3. 遮断不能検出(TA検出機能)
  4. 遮断器の遮断不能(負荷電流継続)を検出します。

  5. セクション補償機能
  6. 事故データの記録と印字
  7. 故障検出時、または記録された事故データを印字できます。

◆新機能

  1. iw最大値、電流最大値、遮断電流最大値記録機能
  2. 1日のiw最大値とき電流最大値をそれぞれ発生時刻と共に各回線最大5件保存、リセットされるまで保存します。

  3. 時刻補正機能
  4. 外部からの補正パルスに合わせ、時刻補正が行えます。

  5. 故障選択装置~ホールCT間は電流伝送(DC4-20mA)
  6. ホールCTの自己診断機能
  7. センサーを2重化した自己診断機能を実装しました。

工事保守:

  1. 回線毎の常時監視異常時の外部出力
  2. 自立閉鎖盤組込みタイプまたは集中配置形として提供

納期:約1ヶ月(事前準備品)~約6ヶ月(新規製作品)

新型ウインド形50F

拡大鏡

EFD-W2-4Z

EHC-4-30KA4(変成部)

拡大鏡

EHC-4I-30KA(変成部)

 

特長

1.高加速、高密度、大容量列車でも大丈夫

  1. 力行負荷の電気車が重なっても、今までのような不要動作はありません。
  2.  

2.回生車運転でも大丈夫

  1. 電車線の負荷には電気車より正負両方向の電流が流れる可能性がありますが、この装置は負方向電流は事故電流となさないため、誤動作することはありません。
  2.  

3.検出が早く、事故電流の様子が目で見られ、事故電流の推定が容易です。

  1. 電車線負荷電流をホール素子形変成器を通し常時監視しデジタル処理しているため、事故の検出は高速で行います。オプションのプリンタを接続することにより事故を検出した時の事故電流波形等の情報を詳細にプリントアウト(印字)することができます。
  2.  

4.充分な信頼性、コンパクトなまとまり、低コスト

  1. 装置はすべて2重系で、1ケース内に5回線分(常時4回線+共用1回線)が収納れています。
  2. セクション補償用変成器が不要なため、設備の簡素化がなされています。その為、低コストです。

仕様

故障選択継電器

整定範囲
  • き電回路事故検出:1,000Aから100A刻みで4,000Aまで整定可能
  • 遮断不能検出:200A 500ms 固定
入力信号範囲 -10,000Aから+20,000A(1次電流換算値)
出力接点
  • 遮断用 無接点a接点:各回線毎2組 メーク時間:500ms±100ms
  • 警報用 無接点a接点:軽装置故障用、重装置故障用各1組
  •     装置故障継続期間はメーク継続
  • 接点容量 DC110V 0.2A(検出出力)0.1A(表示出力)
ウインド時間 40ms
データ保存
  • き電事故:250ms間のデータを15回分記憶保存
  • 遮断不能:1000ms間のデータを15回分記憶保存
データの停電補償 1年間
自動監視機能 入力/出力/CPU/電源等の常時監視及び装置の周期的自動点検
多重化 2重系とし、故障系を自動的に分離
セクション補償率 50%固定(セクション補償回線は任意に選択可能)
表示
  • ア.一定間隔(40ms)におけるき電電流増加量(iw)の最大値の表示(回線毎)
  • イ.き電電流最大値(回線毎)
  • ウ.現在電流値(回線毎)
  • エ.現在の整定値(回線毎)
  • オ.装置の故障
  • カ.年月/日時
制御電源 DC110V(変動範囲85V~120V) 消費電力 20W以下

直流電流変成器

原理と構造 ホール素子形DC-CT鉄心分割形
2次側出力信号 1次側電流±20,000AでDC 4mA~20mA 中心12mA
過電流強度 30,000A 0.1秒
精度 定格4,000Aで2.5%以下
制御電源 DC100V(変動範囲85V~120V) 消費電力 10W以下

製品寸法

EFD-W2-4Z寸法図(PDF/297kB)

EHC-4I-30KA(変成部-水平据付型)寸法図(PDF/332kB)

参考資料

50FWテストコイル管理値算出計算式(Excelファイル)

 

▲ページトップへ